虎の威を借りる狐

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最近映画作ってたような


15歳の高校生が高橋がなりに「あなたは企業の社会的責任を考えていない」。
それにがなりが反論


コメント欄も面白かったので全部よんでしまった。

この本文の内容は、単純な普通の15歳の意見と、普通の社会人の反論。
面白いのはコメント欄で・・


高橋がなりに同調して

  • 子供の意見だ、考えが浅い
  • 社会の仕組みを勉強しろ
  • その若さゆえの熱意を捨てずに、頑張って下さい

そんな感じで偉そうに15歳を説教した気になってるコメントが沢山あります。この15歳並みに単純で同じような「大人」ながなり信者がいっぱい出現してかなりウザイ。
（この信者の書き込みにウンザリしてきた所で、早稲田やら慶応やらの学歴煽りが始まってそこそこ盛り上がりますが・・）


その中で、一番マトモだと思ったコメントを引用

15歳の意見、か。
なるほどね、と思います。自分も、悪いのは会社のせい、大人のせい、そう思っていた頃を思い出しました。

しかしコメントを見る限り、投稿者への、君は経験が足りない、まだまだだねといった内容が多いのが非常に気になります。
そんな当たり前のことを何度も繰り返してどうなるというのでしょう。
自分より当然知識が足りないとわかりきっている人間に知識が足りないことを批判して。


15歳に求めることは社会に対する認識ですか？そんなものはどんなに遅くとも社会人になればはっきりいって誰でも身につくでしょう。皆さんの意見を聞いてそう思います。

彼らに求めるのは、自分の信念を持つことと、皆さんが失った行動力、そう私は考えます。
自分なりの理想をもってがなりさんに噛み付く。なかなか出来ないことなのではないでしょうか。
その結果、どういう批判を受けようが、彼はきっとその中から何かを学ぶことになるはずです。


みなさんは一体、彼とがなりさんのやり取りから何を学ぶんですか？
何も知らないガキが、と顔が見えないのをいいことに、文字通り虎の威を借りて批判することですか？
それが楽しければ続ければいいでしょう。
ただそのコメントが、彼に、やっぱりこんなことしかいえない大人のせいで社会がだめになっているのか、と思わせることは否めませんが。

自分もまだまだ小僧の部類です。
ただ、あまりにもモラルのない意見が多いような気がして書き込ませていただきました。
35歳になった今も、若者の感性にふと気づかされることはたくさんあります。
そのため毎年、いわゆる「何も知らない」新卒生を採用しているわけですから。

Posted by Ｔａｋ． at 2004年11月27日 17:54


ともかく、盛り上がった事には間違いないので、盛り上がった理由を考える。
・期待通りの展開
若くて、青臭い、「盗んだバイクで走り出す系な少年」の意見に「マネーの虎」高橋がなりが無駄に熱く正論で大人気なく反論する。まさにTV番組と同じ展開で燃え。萌え。
・安心して叩きやすい材料
明らかにオカシイ15歳を叩いて優越感を覚えよう。成功者がなり社長も僕らの味方だ！
・自嘲・ニヒリズム
15歳高校生はかつての自分を見る様なのでしょうか。理想や正義よりも利益を追求する社会に出て失望した人たちが多いのでしょうか。


こんなに必死に15歳の意見を叩くということは利益を追求するという事にどこか後ろめたい事だという気持ちがあるのかもしれない。
一定の枠内（法律など）で、個人や企業が自己の利益を追求する事が結果的に全体の利益になる　
という資本主義・自由経済のシステムは前向きで健全で素晴らしいと思うのですが・・。もう少し、儲ける事は良い事というイメージが広まるといいと思います。


それから面白いコンテンツにはそれぞれの役割をちゃんとこなす事が必要だと思いました。若くて青い15歳は15歳らしく、マネーの虎はマネーの虎らしく、信者は信者らしく、煽りは煽りらしく・・・それぞれのベストを尽くせと。


個人的な事を言うと、地球環境やら世界平和がどうこうと言う前にやはり自分が生きていく事が重要なのです。
レンタルビデオ屋でのバイト代を食費にしている僕はAVのお陰で生きている様なモノです。僕の血や肉や脳神経の半分くらいはAV業界があってこそ維持されてるのです。SODの作品は見た事ありませんが、がなり社長その他業界の人たち（特に女優の皆様）にいつも感謝しております（笑