「東南アジアの政治学」

歴史学後半戦は殆ど授業に出なかったので、2日かけて教科書の出そうなところを一通り読んだ後、山を張って出そうな所をもう一度読み返した。 山が当たった。素晴らしい。出た問題は下の二つ。とその感想
 < カンボジアVSベトナム紛争 >
 ベトナムからアメリカが撤退した後、ベトナムカンボジアに侵攻しますが、ベトナムソ連の援助を受けていたために米国&西側はカンボジアポルポト派)を支援したりする訳です。
で、当時ポルポト派の事を「アジア的優しさを持つ」とか書いちゃった新聞社があって、それをネタに今でも叩かれているんだけど、確かにあんなの事書くのは間抜けだったけど当時は冷戦下でソ連に対抗するためアメリカを始め西側(日本も?)はポルポト派を支持したんだよね。。。まぁ、こんな事は良くある事で今でもあるんでしょうが国際政治は厳しいな・・と。


 <「開発」体制 >
 W.W.Ⅱの後独立を勝ち取った東南アジア諸国の多くは、西洋諸国(西側)に習って議会制民主主義を取り入れたんだって。ところが、議会制が浸透すればするほど政党対立が大衆レベルにまで降りてきて国民が分断され、地方の反乱などの政治的混乱を引き起こしたらしい。そんな混乱した内政を収拾するために国軍が中心となった強権的な体制ができた。これは形式的には議会制をとりつつも反対勢力を弾圧しまくりの独裁体制だった。そんな彼らのスローガンが「開発」「政治的安定」「国民形成」。実際この体制で国内統治は結構うまくいき経済も発展してそこそこ結果オーライだそうだ。 
 こんな話を聞くと『「自由」と「民主主義」がいつでもどこでも普遍的な正義だ』 なんて言えませんね。今でも、自称先進国なドイツとか韓国でも共産党は違法だし、ドイツなんかナチ式敬礼を犬に教えただけで警察に捕まるし。。。もうドイツには行かない(笑

 堂々と「世界同時革命!」とか「小泉は腹を切って死ぬべき!」とか電波を飛ばしても笑って許してもらえる(??)日本は素晴らしいと思いました。